「Webライターをやっていると、何が一番きついですか。」と聞かれたとしましょう。Webライター初心者である私の回答はなんだと思いますか?
記事の質が悪いと言われて書き直しを指示されたときでしょうか。それとも、初めて挑戦する分野の記事の依頼を受けたときでしょうか。
実は、どちらでもありません。Webライターを始めたばかりの私がきついと感じているのは、コピーチェックサイトで計算される一致率を下げることなんです。
そもそも、「一致率って何」って方もと思うので、そのあたりを解説しつつ、どうして一致率を下げることがしんどいかのお話をさせてもらいます。Webライターをやってみようかなと思う方は、ぜひ最後まで読んでもらいたいなと思います。
コピーチェックとは
一致率についてお話しする前に、まずはコピーチェックとは何かを解説します。
コピーチェックは、提出する記事が他のサイトからコピペされていないか、他のサイトと重複していないかを確認する作業のことです。Webライターをしていると、大抵、発注者からコピーチェックして提出するように要求されるので、覚えておきましょう。
コピーチェックが必要な理由は、言うまでも無いですが、著作権に抵触していることになる可能性があるからです。
また、検索エンジンはすでにある情報と類似していた場合、コピーした記事と判断し、そもそも検索結果に表示しない処理をします。検索エンジンに引っかからないと、そもそも集客できる手段がなくなってしまうので、たくさんの人に訪問して欲しいサイトやブログにとっては死活問題ですよね。
どうやって、コピーチェックするの?
コピーチェックは、所定のサイト(コピーチェックサイト)に文章を入力してボタンを押すだけで確認できます。
このコピーチェックサイトでよく使われているのは、「CopyContentDetector」です。ちなみに私が今までに受けた案件で、発注者から指定されたコピーチェックサイトは、全てサイトでした。
このサイトはなんと、何回使っても無料という点が優れものです。メールアドレスなどを使った登録も必要ないので、すぐに誰でも使えます。
コピーチェックで見られる指標
このコピーチェックサイトで発注者から確認されるのは、次の2つの指標です。
- 類似率
- 一致率
類似率は、すでにアップされているインターネット上の記事と、自身が作成した記事を比較して、「文章」としてどれだけ似ているかを確認した数値です。こちらは、コピーしたモノをそのまま使っていなければ、問題になることはほとんどありません。
一致率は「単語」レベルでどれだけ似ているかを確認していて、Webライティングをする際、こちらが問題になります。
一致率は、発注者からの依頼によって違いますが、厳しい発注者で35%以下です。ちなみに、「30%未満で」という鬼のような発注者も。逆に甘めの発注者の方は、一致率は45%以下と言われます
なぜ一致率を下げるのはしんどい?
体験談とかあまり人気のない分野であれば、「一致率は30%未満で」といわれてもなんてことのない数字です。よほどのことが無い限り、達成できるでしょう。
一方で、金融商品や教育関連、美容関連など、アフィリエイトで稼げる分野の場合、人気が高いので、すでにたくさんの記事がアップされています。当然、人気の分野だからといって、検索エンジンは一致率を甘く見てくれるわけではありません。
そのなかで、すでにある記事と違うと認識してもらえるように重複を避けて一致率を一定値以下にすることは、並大抵の苦労ではありません。一致率を下げるためには記事の内容や言い回しを買えていく必要があります。
しかし、当然、読者に読んで欲しいことは削れません。また、記事の質も大事なので、読者の関心が無いことをつらつらと書くこともできません。この2点を守り読者にとって良質な記事のまま、一致率を下げることは、本当に大変なんです。
一致率を下げる大変さは、実体験で身に染みています。というのも、私がWebライターを始めたばかり頃、記事は1時間足らずで書けたのですが、一致率をたった1%下げるために2時間もかかったことが数回ありました。
一致率を下げる方法はあるの?
では、一致率を下げるためにはどうしたらよいのでしょうか?この辺りは別の記事でもっと掘り下げて書きたいと思いますが、次の4つで大抵、なんとかなります。
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文字が連続して完全一致している部分を同義語に変える
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本文中に繰り返し使われていて、一致していると判定されている名詞を削除
- 本文中に繰り返し使われていて、一致していると判定されている名詞を同義語に置き換え
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一致率が高いと表示されている文章を削除する
詳しくは、下記の記事で説明していますので、参照してください。
まとめ
結論として、コピーチェックはWebライターを行う上で、大きな関門になります。どうやって下げるかをWebライターみんなが悩んでいますが、コツはあります。
一致率を下げるコツをつかんで、時給アップを狙いましょう。