サラリーマン研究者による、昇進・昇格試験突破の道

一度、昇進試験で挫折を味わったサラリーマン研究者が身に付けた昇進試験の攻略法を紹介するブログです!

昇進するとしない、どっちがお得?メリット・デメリットを解説

f:id:torotoroupaupa:20210110085923j:plain出世欲があって、自ら手を挙げて昇進試験に臨む人は別ですが、たいていの方は上司のすすめで昇進を求められる方が多いと思います。その場合、そもそも昇進した方がいいのか、昇進しない方がいいのか、人によっては迷う場合があるでしょう。

 

実を言うと、私も上司から昇進試験を打診された際にだいぶ迷いました。迷った末、昇進する道を選び、そこから苦難の道に。。。(それはまた後日。)

 

この記事では、そのときに迷った際に自分のなかで問答してまとめた次の3点、

  1. 昇進するメリット
  2. 昇進するデメリット
  3. 昇進試験をうけることを断るデメリット

について、解説していきます。ぜひ参考にして下さいね。

昇進するメリット

まず、昇進するメリットって何でしょうが。人によって重視するところは違うでしょうが、大まかに分けると次の3点です。

  • 年収アップ
  • 今までより大きい仕事ができる
  • 自尊心向上

それぞれについて、解説していきましょう

 

年収アップ

これが一番、分かりやすいですね。たいていの企業では、昇進することで年収がアップします

 

ここで、「たいていの企業では」とわざわざ書いたのは、次の2点を気をつけましょう。

 

一点目は、残業代です。管理職は、残業代が出なくなるため、残業代をきちんともらっている平社員の方が管理職よりも年収が高いケースもあり得ます。そのため、まずは自分の会社における管理職の待遇を確認しましょう。

 

二点目は、時給換算です。これは、ブラックな会社の場合、残業代のない管理職に仕事を集中させ、長時間労働を課すケースです。その場合、年収ベースではアップしているけれども、時給ベースでは平社員の方が高くなることもあります。

 

この2点を良く検討した上で、必ず自身にとって得になるのかどうかを見極めてください。

 

今までより大きい仕事ができる

管理職になると、経営資源である「人・もの・お金」に関する権限が与えられます。このことにより、平社員と比べて、大きい仕事をやりやすくなります。そのため、管理職になる動機として、年収アップと双璧をなすのではないでしょうか。

 

また、部下を持つことができて、組織を任せられる場合があります。組織になると、一人ではできなかった仕事に取り組めるようになり、今までやれなかった仕事に取り組める機会になるでしょう。

 

自尊心向上

管理職になると役職が付くので、会社内外から一目置かれやすくなるでしょう。特にプライドを重視している人にとっては、大きなメリットです。

 

また、昇進試験を断るデメリットでも述べますが、会社の同期との出世競争で負けると、プライド書きづけられて心にダメージを受ける場合もあります。これを避けて自尊心を保つために、昇進することを選んでも良いのではないでしょうか。

 

昇進するデメリットf:id:torotoroupaupa:20210110100235j:plain

次に昇進するデメリットについて、解説します。主に次の2点が挙げられると思います。

  • 責任が重くなる
  • 多忙になる

では、それぞれの項目を見ていきましょう。

 

責任が重くなる

管理職になると、役職が付くので、「責任」が重くなります。プレッシャーが苦手の方は、大きなデメリットですね。

 

管理職も平社員と同様に、自身が担当する業務に関して、責任を求められます。平社員と違うのは、任される仕事が大きなものや重要なものになってくることです。そのため当然、仕事に対する責務が多きなるので、責任が重くなります。

 

また、管理職になると、部下を持つようになる場合が多いでしょう。この場合、自身だけでなく部下が行った仕事に対しても責任を負う必要があり、責任の範囲も広くなります。

 

多忙になる

管理職に求められる仕事の内容は、平社員とは異なります。もちろん、部下を持てば、事務作業やルーティン作業は減らせるでしょう。しかし、減った分以上に他部門との調整や会議への出席が多くなってしまします。また、部下の業務管理もしなければなりません。

 

また、一部の企業では、管理職は残業代が出さないでいいために、多くの業務を与えて長時間労働を課すところもあります。この辺りは、自身の上司を観察しておきましょう。

 

以上から、一般に昇進することで多忙になりやすいです。ワークライフバランスを重要視するのであれば大きなデメリットなので、良く検討しましょう。

 

 

昇進することを断るデメリット

ここまで、昇進したときのメリットとデメリットを解説してきました。では、昇進することを断ると、どんなデメリットがあるでしょうか。主に挙げられるには、次の3点です。

  • 出世する機会が断たれる
  • 昇給や評価に影響が出る
  • 自尊心が傷つく

 

 出世する機会が断たれる

これは、所属する会社にもよりますが、一度、昇進試験の機会を自ら断った場合、その後、昇進試験を受ける機会を与えられないケースがあります。そのため、せっかく訪れた機会なので、自身は本当に出世したくないのか、十分に吟味して判断しなければなりません。

 

昇給や評価に影響が出る

これも会社や上司によるとは思いますが、昇進試験の受験を断ることでやる気がない人と見られて、その後の昇給や評価に影響が出る場合もあります。また、一般に上司が昇進させたい人に良い評価を付けるケースが多く、同じ業績ならば昇進したいと思っている人を高い評価にするでしょう。

 

自尊心に傷つく

たとえ自分の意思で断ったとしても、同期や後輩が自分の上司になったときは複雑な思いを抱えてしまう場合もあります。また、周囲の目もいつまで経っても、昇進できないダメな人と見られるかもしれません。その視線で自尊心が傷ついてしまう人もおられるでしょう。

 

なお、私個人の感想として、後者はその人の思い込みの場合が多いと思います。たいていの人はそこまで他人の肩書きが何かを気にしていません。私が思うに肩書きが何かを気にするような人は、マウンティングして自己顕示欲が強すぎる人だと思います。なので、たとえ出世したとしても、それ以外で何かしらのあらを探してくるのではないでしょうか。

 

まとめ

ここまで、昇進するメリットとデメリットについて、解説していきました。

 

まとめると、

  • 昇進するメリットは、「年収アップ」「大きな仕事ができる」「自尊心向上」がある
  • 昇進するデメリットは、「責任が重くなる」「多忙になる」が挙げられる
  • 昇進試験を断ったデメリットは、「以後、昇進できない可能性有り」「昇給・評価に影響」「自尊心が傷つく」

です。

 

昇進試験をこれから受けようと考えている方は、自身が置かれている環境を整理し、これらのメリットとデメリットを対比して判断すると良いでしょう。