Webライターをしていると、どうしても発注者から文章の修正を依頼されることがありますよね。
実は、私もまったく未経験で特に本などでインプットもせずにWebライターを始めてしまいました。その結果、最初は発注者に良く指摘されていたので、今考えると、発注者の方に本当に申し訳ない気持ちです。
Webライター初心者が同じ失敗をしないように、ここでは、最低限、抑えておくべきライティングのコツを紹介します。
読者を意識して書く
発注者から依頼された記事には、必ず発注者が読んで欲しいと思っている読者(いわゆるペルソナ)がいます。
つまり、Webライターとして、その読者に理解してもらうように記事を書く必要があり、その読者層に届く表現を心がけなければなりません。
例えば、保険の勧誘などで、不特定多数の人に読んでもらうような記事には、「です・ます」調の丁寧で柔らかい表現にするとよいです。
読者のために記事を書くということは基本中の基本であり、一番の大事なことですので、コツの前に頭にたたき込んでください。
Webライティングの最低限、守るべきコツ
Webライターをする上で、最低限守るべきコツは、次の3点です。初心者のうちは、これだけを意識するだけで、発注者からの修正の指示は減ります。
- 同じ語尾を連続させない
- 1文を60文字以内にする
- 漢字とひらがなを使い分け
では、それぞれ見ていきましょう。
同じ語尾を連続させない
同じ語尾を連続させないように、文章の語尾は定期的に変えてください。
実際に例文を示してみます。
「朝起きて、まずカーテンを開けました。今日は、暑い1日になりそうと感じました。そして、階段を下りて、顔を洗い、歯を磨きました。歯を磨いていると、急におなかが痛くなったので、トイレに行きました。」
このように「~ました。~ました。~ました。」と続いている文章だと、単調で稚拙な印象に感じてしませんか。
そのため、「~ました。~です。~ましょう。」のように語尾を変えるとリズムがつくので、読みやすくなります。
単調なリズムを避けるために、同じ語尾を続けるのは、二回までにするように意識しましょう。それだけでライティングスキルがレベルアップしたと感じられます。
1文を60文字以内にする
一つの文は、端的に短く書くことを意識しつつ、記事を書いて下さい。これには、二つの理由があります。
1点目は、60文字以内と限定しているのは、スマホを意識しているからです。スマホで表示した場合、一行は15文字なので、60文字以上となると、4行以上にわたるために見づらくなります。
2点目は、一つの文が長くなると、読者が文章構造が複雑になり、読者が把握しにくいからです。60文字以上の文であれば、ほとんどの場合、二つの文に分けられます。ただし、長いキーワードの固有名詞を使う必要があるときは例外で、この場合は多少長くても問題ありません。
以上の理由から、一文を60文字以内と短くすることで、読者がよみやすくなります。記事の作成時や確認時に文の長さを意識しましょう。
なお、短ければ良いわけでもありません。一般的に推奨されているのは、40字から60字の間です。この文字数の間に入るように文字数を調節できるようになれば、Webライティング初心者から卒業したといっても良いでしょう。
漢字とひらがなを使い分け
記事を書く際に、発注者の指示がない限り、難しい漢字はあまり使わず、ひらがなを使ってください。これは、次の2つの理由からです。
- 単純にひらがなの方が読みやすい
- ひらがなの方が正しい場合がある
Webライティングだけでなく、ライターのなかでは、この漢字をひらがなにすることを「ひらく」と呼んでいます。
「ひらく」と良い例が以下のものです。
- 出来る→できる
- 等→など
- 又は→または
- 尚→なお
- 為→ため
- 是非→ぜひ
- 致す→いたす
- 煽る→あおる
- 誰→だれ
- 迄→まで
ただし、発注者が難しい漢字を要望するケースもあります。迷った場合は、発注者に質問をして下さい。
まとめ
ここまで、Webライティングをする上で最低限のコツ、以下の3つを紹介してきました。
- 同じ語尾を連続させない
- 1文を60文字以内にする
- 漢字とひらがなを使い分け
この3つのコツを実践するだけで、Webライター初心者からワンランクアップができます。ぜひ意識してみて下さい。