インバスケット試験は、多くの企業で管理職の昇進試験の科目として設けています。一方で、受験する側からすれば、今までの体験したことのない試験なので、どうしたらいいのか戸惑ってしまいますよね。そもそも「インバスケット」と聞いても、どんな試験内容なのかも最初はわからないのが普通ではないでしょうか。
そんな方々のためにインバスケット試験の対策にぴったりのおすすめの本を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
インバスケット試験対策におすすめの本3選+1冊
では、さっそくインバスケット試験対策におすすめの本を4冊、紹介します。
【おすすめの本その1】インバスケット思考」
最初に紹介するのは「インバスケット研究所 鳥原隆志さん」が著者の「インバスケット思考」です。インバスケット研究所は、会社名に「インバスケット」と入っている通り、昔からインバスケット試験に力を入れています。
その会社の社長である鳥原さんは、インバスケットに関する多くの著書があります。その中から紹介する「インバスケット思考」はインバスケット試験がどのようなものかの概要を理解できる導入本としておすすめです。
この本では、インバスケットとはどのようなものかを基礎から説明してくれます。加えて、実際の試験に似せた演習問題が付いていて、その問題に対してどうすれば高得点がとれるのか回答例を載せてくれていることからも、昇進試験で実施されるインバスケット試験の対策本としても十分に使える本です。
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【おすすめの本その2】一瞬で正しい判断ができる インバスケット実践トレーニング
2冊目も鳥原隆志さんが書いた本です。こちらは、多くの基礎問題が収められており、インバスケット試験がどのようなものかなじむためにちょうどいい本です。基礎問題は、本番の試験と異なり、1問1問が独立しているため、すきま時間で読み進めていくことができます。加えて本自体がコンパクトなので、持ち運びやすい点もおすすめの理由です。
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【おすすめの本その3】人材アセスメント受験者、管理職のためのインバスケット演習
この本の特徴は、管理職の昇進試験で受けるインバスケット試験と同レベルの問題が1問、ついていることです。それに合わせて、インバスケット試験でどのように進めていくかや回答の仕方を解説してくれています。
つまり、実際の試験問題をもとにどのように回答すればいいのかを教えてくれているので、まさにアセスメント試験対策にぴったりの本です。
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また、同じ著者が書いている本の中に、インバスケット試験に加えて面接演習についても解説している本があります。以下のリンクで示す本は、人材アセスメント試験で実施する二つの試験について、学べるので、お得です。
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インバスケット試験向けにおすすめの問題集
インバスケット試験がどのようなものかを理解したら、次は実際に問題を解いてみましょう。問題集は、本でも少し載せてくれているものはありますが、量が少なめです。そのため、私はネットで販売している問題集を購入することをおすすめします。(高いのが難点なのですが。)
以下に人材アセスメント試験の受験者がよく利用するインバスケットの問題集があるサイトを二つ、紹介いたします。
【おすすめの問題集サイトその1】インバスケット研究所(インバス)
インバスケット研究所は、「日本初のインバスケット専門開発企業」とうたっている企業の名のとおり、教材も問題集も豊富に取り揃えています。特にインバスケット試験の問題集が競合と比べて難易度別に複数用意されており、自身に適したレベルのものを選びやすいです。私が昇進試験に合格したときに実際に使いました。
ただし、ついている回答例が全体を通じて作成されていないために統一感がなく、もやもやが残りやすい点が不満でした。(各問題の回答者のレベルがそろっていないので、本当にこれでいいのかもやもやしました。)
そのため、インバスケット試験を完璧に仕上げたいのであれば、さらにお値段ははりますが、通信講座の受講もありだと思います。
【おすすめの問題集サイトその2】有限会社 人事・労務
二つ目に紹介するのが、(有)人事・労務です。こちらはインバスケット試験だけでなく人材アセスメント試験に関して、手広く教育している会社です。私は面接演習で利用して実際に教育を受けましたが、講師をあって話を聞いた限りではいい印象を持っています。
人材アセスメント試験の試験対策に関してフルコースで用意しているだけあって、当然インバスケット試験の問題集もあります。この会社の特徴は、必ず採点者によるフィードバックがついてくることでしょう。自身の回答が実際の試験でどのような評価を知りたい方にはおすすめです。
www.jinji-roumu.com
【参考】回答例の添削サービスの可否
ここで紹介した二つのサイトは、いずれの添削サービスがあります。添削サービスの利用はした方がいいかどうかは気になりませんか。私の考えは、万全な状態で不安なく昇進試験に臨みたいのであれば、添削サービスを使った方がいいと思います。
なぜそう考えたのかというと、私の昇進試験での失敗の体験からです。実は昇進試験後に試験官によりフィードバックを受けることができます。私はその席で試験からインバスケット試験で全部の問題をしっかり解きすぎているために部下に与える仕事量が飽和しているという指摘されました。
この指摘は言われてみれば確かにとは思いましたが、試験中は完璧に回答しようと考えすぎたあまり、試験終了後に指摘されるまでこの失敗に気づけませんでした。そして、この失敗は、試験前に一度でも通信教育などで回答例を添削してもらっておけば防げたのではないかと後悔しています。
まとめ
人材アセスメント試験で実施するインバスケット試験がどのようなものかを学べる本を4冊、紹介しました。これらの本を読むことで、インバスケット試験がどのようなものなのか、イメージができるようになるはずです。
イメージが出てきたら、さっそく、演習問題に取り掛かってみましょう。演習問題は、本を購入するよりも昇進試験対策を専門にしている会社が問題集をネットで販売しているものほうが多くの問題に触れることができます。少し価格が高いのがネックですが、管理職に昇進試験に合格するかしないかで年収が大きく変わってくるので、先々の投資と思い、購入することをおすすめします。