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ライフプランは、エクセルを使えばだれでも簡単に作れる!

ライフプラン

人生100年時代、定年退職してから30年以上、老後が続くことから、ライフプランの重要性が増しています。

 

しかし、ライフプランと聞くと、なんだかよく分からないけど難しいそうと感じていませんか?そもそも、ファイナンシャルプランナーなどの専門家しか作れないのと思っている方もおられるでしょう。

 

実は、そんなことはありません。なんと、個人でもエクセルを使えば、だれでも簡単にライフプランを作れちゃいます。


ファイナンシャルプランナーである私は、みなさんに少しでも真剣にお金のことを考えて欲しいので、この記事ではだれでもできるライフプランを作れる方法を紹介します。

ライフプランを作る前に準備をしよう

まず、ライフプランを作る上で、家計がどうなっているかと金融資産をどれだけ持っているかの情報が必要です。そのために次のものを準備をしましょう。

  1. 現在の収入を把握する(源泉徴収票が一番分かりやすい、ない場合は給与明細)
  2. 年金額を計算
     50才以上の方:ねんきん定期便
     50歳未満の方:社保庁のホームページの簡易シミュレーションで試算
  3. 会社の規定から、定年まで勤めたとして退職金額を試算
  4. 家計簿から月々の支出額を計算
  5. 金融資産の合計額を計算。加えて、過去5年くらいの運用利回りを調査
     →預金通帳、証券口座の情報など
  6. 保険証書を探し、月々の保険料と保障内容を確認

家計簿を普段つけていない方は、とりあえず3ヶ月だけ頑張ってみましょう。どの項目でどのくらいお金を使っているかを把握すれば、無駄づかいに気づくチャンスになります。

 

実際にライフプランを作ってみよう

準備ができたら、ライフプランを作ってみましょう。ライフプランを作成するには次の2つのステップが必要です。

  1. 現状のデータを入力し、現状認識をする
  2. 自身の目標を達成するための取り組みを盛り込む

それぞれについて、解説していきましょう。

 

ステップ1:現状認識をする

まずは、今の収入・支出と金融資産を使って、ありのままの状態を示すライフプランを作りましょう。ありのままの状態で作ってみることで、自身の人生設計にあるリスクが浮き彫りになります。

 

実際の作業ですが、次の手順で行います。

  1. 家族の情報をまとめる
  2. 自分が亡くなるまでのライフイベントを自分の年齢に合わせてまとめる
     (例)30歳:結婚、35歳:子供1人目、37歳:子供2人目、41歳:子供小学校入学
  3. 2でかかる費用を見積もる
  4. ライフプラン表にする

最後のライフプラン表はエクセルで簡単に作れます。いろいろなファイナンシャルプランナーにより、作り方を解説している動画やサイトが多くあるので、参考にしてみましょう。また、エクセルファイルを作って公開してくれているナイスな方々もおられます。ぜひ利用しましょう。

 

「いやいや、せっかくこのサイトに来たんだし、それはないでしょうよ。」って、思う方もおられますよね?次のサイトのものが私としては、使いやすかったなと感じましたので、ぜひ参考にしてください。

www.excelcf.net

→このサイトのエクセルは本格的でして、自分が亡くなるまでの期間をしっかり作れます。難点は使用期限が設定されていることですが、無料でSNSで紹介することで、期限なしのファイルをもらえます。

 

www.microsoft.com

→こちらは、マイクロソフトが公開しているものです。難点は人生100年時代にも関わらず、10年間分しか作れないことです。

 

ちなみに私は、いくつかのサイトを参考にして、自分で独自にエクセルで作り上げました。手間はかかりますが、一から作ることで、各年代の収入や支出を細かく調整できる点が「◎」です。

 

ステップ2:自身の収支を見直す取り組みを考える。

ステップ1で行った現状認識で、きちんと老後資金が確保できているのであれば、ステップ2以降は必要ありません。ただし、その場合でも、無駄な支出がないかとか、もっと人生にやりたいことを盛り込めないかなど改善を考えてみましょう。

 

一方で、老後資金に不安がある方は、収支の改善を行う取り組みを考えなければなりません。収支を改善するために見直すポイントは、当たり前ですが、支出と収入を調整するしかありません。それぞれで今、やれることを考えてライフプラン表の改訂をしましょう。この改訂したライフプラン表が今回の目的です。

 

以下で、支出と収入の両面から取り組み例を紹介していきます。ここで頑張って改善する取り組みを作ることで安心な老後生活につながります。しっかり時間を掛けて検討しましょう。

 

支出を見直すためのヒント

支出側からは、固定費削減を検討してみましょう。例としては、次のようなものがあります。

  • 加入している保険は本当に必要か
  • 携帯電話を格安スマホに変えてみる
  • 電気やガスについて、料金プランや契約先を見直す
  • 子供の習い事は必要か
  • 無駄な食品を買っていないか(捨てている食品が多い場合)
  • 車の買い換えのタイミングを長くする

 

収入を見直すためのヒント

次に収入を見直すのは正直なかなか難しいですが、次のようなことを検討してみましょう。

  • 働く期間を長くする
  • 投資して、お金を増やす
  • 副業する

 

パソコンを持っていなくても大丈夫!便利なアプリ、あります。

ここまでエクセルを使ったライフプランの作成について、お話ししてきました。

 

でも、「エクセルの使い方が分からない」とか「そもそもパソコンなんて持っていないよ」という方もおられると思います。そんな方は、クラウド上で作成できるサイトを利用しましょう。ポチポチと入力するだけでだれでも簡単に作れちゃいます。

 

ライフプランを作成できるサイトを紹介した記事は、他の方がたくさん書かれています。それを参考にしてみてください。

iezo-house.net

 

なお、スルガ銀行のサイトにある「10分間診断」は本格的なもので使いやすいので、私のおすすめです。

 

ライフプランは「作って終わり」ではない!

PDCAを回すことが大事

ライフプランを作って満足という方、まだまだ道半ばです。あくまで、ライフプランは「計画」。計画を立てた後は、必ず「実行」しましょう。実行をしなければ、ただライフプランを作る時間を無駄にしただけ。

 

そして、「実行はちゃんとしてるよー」方、えらいです。もっと、効果を得るためにもう一歩、踏み出してみませんか。そう、作ったライフプランを>見直してみましょう。

 

よくファイナンシャルプランナーに相談すると、大きなイベントの際に見直すことが良いと言われています。代表的なものは次のようなものです。

  • 結婚したとき
  • 子供ができたとき
  • 転職したとき
  • 子供が進学したとき
  • 引っ越ししたとき

これらのイベントがあるときは、家計の収支が変わってきます。そのため、変わった家計の収支でライフプランを立て直さないと、せっかく立てた計画からズレが生じます。必ず見直しましょう。

 

また、毎年とか夏のオリンピックイヤーとか、定期的に見直すこともおすすめです。頻度はライフイベントで人により変わってきますが、最低でも5年おきに見直すことをおすすめいたします。

 

まとめ

今回は、だれでも簡単に作れるライフプランについて、紹介しました。(ほとんど他の優秀な方のサイトを乗せただけですが。)

 

ライフプランを作ること自体はエクセルを使えばそこまで面倒ではないので、一度、チャレンジしてみてください。そのことで、自分の人生をどうしたのかを見直す機会にもなりますし、将来のリスクを見つけるきっかけになりますので、おすすめです。

 

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