サラリーマン研究者による、昇進・昇格試験突破の道

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昇進試験で行われたインバスケット演習で、私がやらかした失敗を紹介

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昇進試験のインバスケット演習の準備は整ったと思っている方も、実際に本番が近づくと不安になりますね。インバスケット演習を過去に受けた人がどのような体験をしたのかが分かれば、その不安が解消できることも多いと思います。

 

そこで、この記事では昇進試験のインバスケット演習を2回も受けたことがある私の失敗談をまとめました。

 

なお、ここで書いたのは成功談ではありません。私は最初に受けたインバスケット演習で失敗をやらかしてしまい、昇格を逃しました。この記事では、この失敗談の方をお話しさせていただきます。これから試験を受けるみなさんに同じ失敗を冒してもらいたくないので、ぜひ最後まで読んで下さい。

なお、インバスケット試験がどのような試験なのかわからない方は以下の記事を先に読むことをおすすいたします。

torotoroupaupa.hatenablog.com

1回目のインバスケット演習で失敗したこと

先に述べたとおり、最初の昇進試験で受けたインバスケット演習で失敗してしまいました。ただ、チャンスがあれば2回目を受けるつもりだったので、不合格が判明したらとすぐに最初のインバスケット演習について、反省しました。ここでは、その反省した結果をお話しします。

 

結論から言うと、最初の昇進試験のインバスケット試験で失敗した点は次の2つです。

  • 評価されない無駄なことを書いた
  • 解く順番を間違った

それぞれについて、見ていきましょう。

 

失敗ポイント1:評価されない無駄なことを書きすぎ

最初に失敗した点は、採点者に評価されない無駄なことを書きすぎたことです。その結果、回答する時間が足りなくなり、すべての問題を解けませんでした。

 

この原因を生み出したのは、インバスケット試験では指示を出す相手に挨拶を入れておくと評価されて得点が入ると私の上司から言われたことを真に受けて実践してしまったからです。なお、私の上司は、指示すべき内容を回答した後に挨拶まで入れることで高得点になるとちゃんと言っていました。もちろん、私もちゃんとその理解で試験に臨んでいたつもりでしたが。。。

 

しかし、メールでは、最初に「いつもお世話になっています」とか「お疲れ様です。」という風に挨拶を書きますよね。そのため、試験本番で挨拶を入れた方が高得点という部分だけを念頭にメールのように最初に挨拶をすべて書くようにしました。しかも、普段のメールよりもずっと丁寧に。

 

具体例を示すと、部下の指示に対して、丁寧に「○○さん、いつもがんばってくれてありがとう。△△の件では、○○さんのおかげで・・・」というふうにいっぱい挨拶を書いていったのです。

 

その結果、最後の方の案件になると、時間が足りなくなり、焦ってしまい、自身が書きたい回答が書けずに終わってしまいました。終わったあとは、挨拶を長々と無駄に書きすぎたことを本当に後悔しました。

 

失敗ポイント2:解く順番を間違った

受験勉強の時に皆さんが口を酸っぱくして「解ける問題からやりなさい」って先生や両親に言われませんでしたか。多くの方がその言葉に耳を傾けて、受験勉強では分かる問題から解いていき、確実に点数を稼ぐようにしたはずです。

 

しかし、インバスケット試験では、この教えは間違いです。解ける問題からやっていてはいけません。そうすると、配点が高い重要な問題が後回しになってしまい、私と同じく不合格通知をもらうことになります。

 

インバスケット試験では、重要度と緊急度の2つの基準にして解く順番を必ず決めて下さい。つまり、本来の業務と同じ観点で行えばよいのです。なぜなら、インバスケット試験は、ビジネスシミュレーションですから。優先順位の付け方は、下記の記事を参照して下さい。

torotoroupaupa.hatenablog.com

 

1回目の私がなぜそのようなことをしたのでしょうか。実は、1回目の試験のときも私はしっかり優先順位付けの重要性を認識していました。ですが、事前に行った演習問題にて時間をだいぶ残して解けていたために、昇格試験の本番でも私の実力であれば時間は十分に残ると過信していたのです。

 

そのために、重要な問題を後回しにして、最後にじっくり時間をかけて解けば良いのだと判断してしまいました。今では、本当におろかな判断をしたと反省しています。

 

そして、おろかな私は「解ける問題」、つまり重要度と緊急度の2つの基準で優先順位が低いものからやっていました。さらに、先に述べたとおり、ご丁寧な挨拶を書いたこともあり、本来は高得点となる問題に時間をかけることができず、どうでも良い案件に時間を割く形になってしまいました。

 

1回目の試験の失敗から導いた改善点とは

この2つの間違いで試験本番は、散々な結果となりました。

 

散々だった結果から私が改善すべき点は、本番前の対策で行った演習問題が不足していたことでしょう。その結果、回答順や回答方法が身についていなかったので、試験本番で舞い上がって普段と違うことをしてしまったのが失敗でした。

 

2回目のインバスケット演習で失敗したこと

1回目の昇進試験を終えた後、幸いにも2度目のチャンスは早々にもらえました。もちろん、1回目の失敗を念頭に準備を入念にしたのですが、2回目のインバスケットでも少し失敗をしたので、そちらについても紹介したいと思います。

 

なお、2回目の昇進試験では人材アセスメント試験は、高得点を得て無事に合格しています。

 

失敗ポイント3:回答を詰め込みすぎた

実は2回目のインバスケット試験は、試験が終わった後は自分の中で完璧の出来だと思っていました。しかし、人材アセスメント試験のすべての科目が終わったあとに試験官とのフォローアップ面談があるのですが、その面談の席でインバスケット試験に失敗があったことを指摘されました。

 

その内容は、インバスケット試験で各案件に書かれた回答は良かったけれども、回答に指示を盛り込みすぎており、与えられた人員では処理できないという指摘です。今、思えば、それはそうだろうとわかるのですが、試験対策をしているときはすべての回答を完璧に処理しようと考えており、仕事の分量の多い少ないまで目が行き届いていませんでした。

 

その結果、人材アセスメント試験が終わった後に結果が書かれた紙が返ってきたのですが、実行計画力や計画組織力といった部分の点数が前回より下がってしまいました。(特に実行計画力は前回の試験では、強みだったのですが、今回は弱みに。)

 

2回目のインバスケット試験の失敗から導き出す改善点とは

2回目のインバスケット試験でやってしまった失敗から、どう改善すればいいかを反省したところ、なぜ外部の業者が実施している模試を受けに行かなかったのかです。

 

私は、2回目の昇進試験にあたり、数冊の問題集を買い、繰り返しやりこむことで、各案件に対する回答の仕方を完璧に仕上げていきました。このやり方自体は、間違いではなかったと思うのですが、結果として自身の枠組みの中だけで進めたことから、仕事の分量を考えて指示を出さないといけないという観点が抜けた結果、この失敗につながったのです。

 

なので、皆さんにはインバスケット試験の対策がある程度、仕上がった段階で、外部の業者が行うインバスケット試験の採点サービスを利用することをおすすめいたします。

 

私のインバスケット演習で失敗例を活かしてほしい

ここまで、私が行った失敗事例を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。皆さんは、私の体験談を参考に同じ失敗をしないようにして下さい。インバスケット試験は時間をかけて対策をすることで得点を伸ばせますので、しっかり対策しましょう。

 

なお、私が行ったインバスケット試験の勉強方法がどのようなものかは以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

torotoroupaupa.hatenablog.com