Webライターで仕事を得るためには、クラウドワークスなどクラウドソーシングを利用している方も多いですよね。特に発注者の方から直接、仕事をお願いしてもらえない初心者の方は、仕事探しのためには必ずと言っていいほど、使っているのではないでしょうか。
ですが、Webライターの敵、悪質な発注者がクラウドソーシングサイトには数多くいます。前にも記事にしていますが、なぜか依頼と違う仕事を紹介してきたり、個人情報の開示を要求してきたりと引っかかると本当に面倒です。
【過去記事はこちら↓↓↓】
今回は、久しぶりに引っかかってしまったので、同じ失敗をしてほしくないので、記事にしました。ぜひ参考にして下さいね。
どんな悪質な案件だった?
端的に言うと、テストライティング詐欺です。
どんな詐欺なのか、流れを説明すると
- 文字単価2円と高い報酬を掲げてWebライターたちを集める(初心者も歓迎)
- 応募時にライティングの実績が分かる記事を開示を要求する
- 2に加えて、集めたWebライターに対して、本番の前にテストライティングを要求
- テストライティングのネタは、応募したものと同ジャンル。ただし、単価は0.1円。
- テストライティングを提出した後、採用する場合は後ほど連絡するといったきり、音沙汰無し
って感じです。
「えっ、テストライティングって当たり前に要求されるよね?なんで、詐欺と思ったの?」って、思う方がおられるかもしれません。
「これ、詐欺やん」って思った理由は、クライアントの募集実績を見たときに次の3点から違和感があったためです。
- 同時期に多数の応募をかけており、多数の契約が成立
- 募集実績からほぼ全員が一回きりの依頼で、本番の依頼をされた形跡なし
- 仕事を請け負ったWebライターのコメントで、「テストライティング」や「本番の依頼をお待ちしています」が目立っていた
つまり、このクライアントがテストライティングを行った目的は、質の高いWebライターを探しているわけではなく、安く記事を書かせるためだったと判断しました。本当に悪質ですよね。
参考までに、私が引っかかった案件を時給換算したら、時給20円でした。はあー。。。うまい棒2本しか買えないやん。
見破るコツ
見破るポイントは、次の3点。全部、当てはまったら、テストライティング詐欺の可能性大です。断って、他の仕事を探したほうが有益です。
- 高単価の報酬なのに、初心者でも歓迎としている
- テストライティングの記事が安い(募集時の1/10以下)
- 応募と同ジャンルのお題で、テストライティングを要求してくる
それぞれを順を追って、おかしいと思う理由を説明しましょう。
1.高単価の報酬
違和感ポイントは、「文字単価2円と高い報酬」なのに、初心者ライターも歓迎としている点です。文字単価2円は、セミプロレベルの方を求めている領域なので、この価格を初心者Webライターに出すのは、相当、太っ腹なクライアントです。
こうして、募集時に高単価にしているのは、なるべくたくさんの人を集めたいためでしょう。しかし、これだけでは物好きなクライアントの可能性もあり、悪質とは判断するのは早いです。
2.テストライティングの記事が安い
これだけでは判断としては、難しい点です。なぜなら、テストライティングの記事は、無料という人もいます。なので、支払ってくれるだけありがたいとも言えますね。
3.応募と同ジャンルで、記事を要求してくる
テストライティングのお題が要望とまったくの同じジャンルの場合は、詐欺かも警報を出しましょう。なぜなら、すでに先方が欲しい記事を書かせている可能性があるためです。
単価が通常の価格なら、それでも問題ないとは思います。しかし、市場価格からかけ離れた安さで依頼している場合は、気を付けるべきです。テストライティング詐欺の可能性が急上昇です。
その他
なお、上記に加えて、テストライティングを要求されたときは、クライアントの募集履歴を見るとよいでしょう。募集履歴を見て、同じ人が繰り返し仕事を請け負っていないなら、たいていが一見さんになっています。つまり、テストライティングだけを書かせて、本番を依頼していない可能性大です。
まとめ
テストライティング詐欺に引っかかると、本当に時間の無駄です。この記事で引っかからない人が少なくなりますように。