サラリーマン研究者による、昇進・昇格試験突破の道

一度、昇進試験で挫折を味わったサラリーマン研究者が身に付けた昇進試験の攻略法を紹介するブログです!

【昇進試験突破の道】昇進試験を設ける目的と何を行うかを簡単に解説

昇進
会社に貢献している人なら、やっぱり貢献に見合った評価をしてもらって、給料を上げて欲しいですよね。特に実績を残している平社員ならば、給料を大きく上げたい場合、管理職への昇進・昇格を希望する方もおられるでしょう。

 

ただ、多くの会社で管理職に昇進・昇格するためには会社が行う昇進試験もしくは昇格試験に合格しなければなりません。しかし、ここで行われる試験がどのようなものなのか分からずに困っている方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、そのような方のために管理職になるための昇進試験は何のために行われるのかやどのようなものなのかを簡単に解説していきます。

会社が昇進試験を設ける目的

まず、どんな目的で会社が管理職になるにあたって、昇進試験を設けているのでしょうか。その答えは、次の3つが挙げられます。

  • 昇進・昇格しても良い人材なのかを見極める
  • 人事の公平性を担保する
  • 成長の機会として、設定

それぞれについて、見ていきましょう。

 

昇進しても良い人材かの見極め

まず一つめの目的は、昇進するのにふさわしい人材か見極めるためでです。初めて受ける昇進試験は、多くの方が管理職になるときでしょう。

 

これは平社員ときは、営業成績といった「個人」の成績が良ければ評価されていました。一方で、管理職は一人で仕事ができれことよりも、自分が所属する組織として最大のパフォーマンスを発揮できるようにマネージメントすることが求められています。

 

つまり、昇進試験は、今までの平社員で要求されていなかったマネージメント能力を追っているかを確認するために設けられているのです。

 

ちなみに、上記は平社員から管理職になるときを事例で説明しましたが、管理職のなかでも課長から部長、部長から経営職になる際も同様です。つまり、部長職や経営職となった役職に応じた能力があるかどうかを見極めるために試験が課されているのです。

 

人事の公平性の担保

ふたつ目に挙げられるのは、人事の公平性を保つためです。例えば、能力がないのに上司へのごますりがうまい人が管理職に昇進するようなケースがあると、モチベーションが下がりますよね。会社としても、そのような能力がない人が昇進することは、大きな損失です。このような事態を避けるために、昇進試験の制度があるというわけです。

 

もちろん、制度があるだけで公平性の担保が完全に達成できるわけではありません。残念ながら、どうしても恣意的な人事は残ってしまいます。

 

また、昇進試験の制度が設けられていたとしても、公平でないと感じる方もおられるかもしれません。そのようなケースは優秀な人のモチベーションが下がってしまう可能性があるためになるべく避けなければならず、経営者や人事部の腕の見せ所といってもいいでしょう。

 

成長の機会として、設定

3つ目は、昇進試験自体が自身が成長できる良い機会です。今までの学校のテストでもそうだと思いますが、テスト前は良い点数を取るためにテスト勉強をしてきましたよね。そして、今の生活に役立っているかは別として、そのテスト勉強を行うことで間違いなくなんかしらの知識を得たはずです。

 

昇進試験も同様で、平社員の場合、普段の業務を行っているだけでは、マネージメントなどを意識して仕事する機会はあまりありません。昇進試験は、一つ上の職務にふさわしいかを見るための試験なので、試験対策を行うことでマネージメントに関する能力を身につけていくことができます。

 

また、昇進試験に落ちた場合でも、なぜ落ちたかを会社が説明してくれるので、自身が足りていない能力がなんであるか気づくことができ、その後の成長をつなげるきっかけとなります。

 

 

昇進試験はどんな実施内容か

では、昇進試験で何をするのでしょうか。一般によく行われている内容は、次の3つです。

  • 幹部による面接
  • 小論文
  • アセスメント(適性検査)

 

最初にやることは情報収集!!

昇進試験に限らず、試験の対策を立てるために情報収集が大事です。

 

例えば、昇進試験で行われる試験としては、アセスメント・幹部による面接・小論文の3つがあると先に述べました。しかし、3つとも行うところもありますし、幹部による面接だけのところもあり、それぞれの会社で異なります。

 

自身の所属する会社の人事なり上司なりに聞いて、試験内容に関する情報を収集しましょう。なお、聞きやすい人ならば、そのときに内容だけでなく攻略方法も聞くことを忘れずに!

 

幹部による面接

面接は、高校や大学の入試、就活でも設定されているので、イメージしやすいでしょう。

 

しかし、幹部による面接は、入念な対策が必要です。なぜなら、問われる質問の質や求められる回答の内容がまったく違い、昇進したときの地位、つまり一段上の目線で受け答えする必要があるからです。想定問答集を何度も推敲しましょう。 すでに試験をクリアした上司などに協力を仰げるならば、頼ってしまいましょう。

 

小論文

小論文についても、幹部による面接と同様です。大事なことなので、繰り返しますが、昇進試験で問われているのは、昇進した職務に受験者であるあなたがふさわしいかどうかです。また、併せて、物事を論理的に捉えられるか(論理的思考)やそれを人に伝える文章力を身につけているかを採点されます。

 

アセスメント(適性検査)

先に挙げた3つの試験項目のうち、管理職への昇進試験を初めて受ける多くの方が「アセスメントって何?」って、思われるのではないでしょうか。

 

まず、アセスメントの呼び方は、人事アセスメントとか人材アセスメント、単にアセスメントなど言い方は会社によって変わります。このアセスメントの目的は、受験者の能力や適性を見極めることです。やることは、受験生をマネージャーになった状態にしたロールプレーイングです。(管理職のままごとみたいな感じ。)

 

このアセスメントは、天才はなんの対策もせずに乗り切れるかもしれませんが、たいていの人は対策せずに試験を受けるととひどい目にあうこと間違いなしです。実を言うと、私は管理職への昇進試験を2回、受けています。このうちの1回目の受験時は、アセスメントを完全になめてしまい、なんの対策もせずに臨んでしまい、本当にひどい結果でした。

 

つまり、ここで私が言いたいことは、「アセスメントをなめるな、しっかり対策しろ!」です。

 

なお、人材アセスメント試験がどのようなものか知りたい方は以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

torotoroupaupa.hatenablog.com

 

なぜ昇進試験を受けるのか

ここまで会社が管理職の昇進試験を設けている目的や実施内容について、会社側からの視点で解説してきました。

 

一方、みなさんは、どんな目的で管理職への昇進試験を受けようとするのでしょうか。当たり前ですが、この目的を明確に持つことは、昇進試験へのモチベーションを上げるために大事なことです。

 

昇進試験を受ける目的の事例

ほとんどの人は次の3つの目的から昇進したいと考えるのではないかと思います。

  • 大きな仕事をやるため
  • 給料がもっとたくさん欲しい
  • 同期との出世競争を負けたくない

しかし、ここの目的は、幹部による面接で聞かれる可能性が高い質問なので、自身だけの視点だけでなく、自身が昇進することで会社全体に何をもたらすことができるかの目的も考えておきましょう。

 

私が昇進試験を受ける理由とは

ちなみに私が昇進試験を受けることにした目的は、ざっくり言ってしまえば「お金」のためです。

 

まあ、このブログの主目的が「ニートに目指す」なので、だいたい想像はついたかと思いますが。いやいや、昇進とニートは対極ですやんって思われた方は下記の二つの記事を読んでいただければ。(単に「お金が欲しいから、収入を上げる→よし、昇進しよう」ってだけですけど。)

 

torotoroupaupa.hatenablog.com

torotoroupaupa.hatenablog.com

 

まとめ

ここまで、昇進試験の目的と内容について、簡単に説明してきましたが、いかがでしょうか。

 

この記事をまとめると、

  • 昇進試験の目的は、「人材の見極め・人事の公平性・成長の機会の設定」
  • 昇進試験は、通常、「アセスメント試験、面接、小論文」がある
  • アセスメント試験は、管理職としてのロールプレーイングを行い、昇進後の職務に適した能力や適正があるかを見る試験

です。

 

今後は、昇進試験のうち、一番のくせ者であるアセスメント攻略方法を中心に解説していくつもりです。次回もお楽しみに。